歯が少ない高齢者

歯の数が少なく入れ歯を使わない高齢者ほど、歯が20本以上ある高齢者に比べ、週に1回も外出しない引きこもり状態になるリスクが高いとの調査結果を、東北大の相田潤・准教授(歯科公衆衛生学)らが発表しています。

 これは愛知県内に住む65歳以上の4390人を「自分の歯が20本以上残っている人」、「19本以下で入れ歯を使っている人」、「19本以下で使っていない人」の3グループに分けて4年間追跡した調査結果です。

週に1回も外出しない引きこもり状態になった割合は、歯が20本以上の人では4,4%だったのに対し、19本以下の入れ歯使用では8,8%、入れ歯を使わないと9,7%でした。

65~74歳の場合、歯が19本以下で入れ歯を使わない人が引きこもり状態になるリスクは、年齢や所得などを調整すると、20本以上の人の1,78倍になりました。

相田准教授は、「高齢者にとっては歯が少なく、入れ歯を使わないことが引きこもり状態へのリスクを高める。健康な歯を保つことで防止につながる可能性もある」と話しています。

歯が少ない人は入れ歯をつけて外出するように心がけ、健康な歯を保つことが高齢者の引きこもりの防止になるようです。